4.建設発生土改良センター 建設発生土のリサイクル
受け入れた建設発生土は、土質改良機により、リサイクルにも取り組んでいます。
埼玉県三郷市に専用改良土プラント(建設発生土改良センター)を設け、粒度および含水比を調整して、良質な改良土をつくりだし、当社資材センターで販売。
上下水道などインフラ工事の埋戻材や道路工事の路盤材などに使用して頂くことで、建設発生土のリサイクルに努めています。
搬入時にアスファルトやコンクリート破片等が混入していないか確認します。
土質改良機に原料を投入しバイブレーティンググリッドで大塊と異物を除去します。
固化材タンクから改良剤を適量供給し混合カッタNo1と混合解砕機で(ほぐし+混練)し排出コンベアーで排出します。
排出された原料は混合カッターNo2で再度(ほぐし+混練)、粒度調整スクリーン(0 ㎜ ~ 13㎜)にて粒度の調整を行い改良土が完成します。
完成された改良土は降雨などにより品質低下を起こさないよう厳重な管理をします。
建設発生土は生石灰の効果により、圧力に強く崩れにくい土質の安定した土に変わり改良土として再生されます。
土中の水分と反応して消石灰となり、その時多量の水分を吸収し同時に発熱して水分を蒸発させます。
カルシウムイオンが粘土表面に吸着することで粘土粒子が団結化して土を締固めやすくします。
日数を経ると粒子表面に付着したカルシウムが土中の粘土鉱物のシリカやアルミナと反応して安定した結晶鉱物に変化します。
土中に含まれる炭酸ガスと石灰が反応して炭酸カルシウムを生じます。これとアルミン酸カルシウムが反応して土を団結する作用があります。
建設発生土改良センターをご利用の方は『利用申込書』に必要事項をご記入のうえFAXにてお申し込みください。
※財団法人日本建設情報総合センター(建設副産物情報センター)の建設副産物情報交換システムにプラント情報が掲載されています。